深刻な人手不足を背景に、業務効率化や省人化の切り札として普及が進むサービスロボット。配膳や清掃をはじめ、エレベーター連携による館内配送や警備など、その活躍領域は広がり続けています。しかし、いざ導入を検討しても、数あるメーカーの中から、環境や課題にマッチする製品を選定するのは容易ではありません。
本記事では、実績豊富な主要サービスロボットメーカーをご紹介します。各社が得意とする独自技術や製品の特徴に加え、導入後の安定稼働を支える保守・サポート体制についても詳しく解説。各メーカーの強みと製品を比較し、パートナー選びにお役立てください。
RoboPathは、AI技術を活用し、配送・清掃・警備を1台で完結させる拡張型ロボット「RP-X100」を展開するメーカーです。エレベーター連携技術に強みを持ち、ホテルや病院等の省人化を支援しています。
他社製品では走行が難しい鏡面やガラス張り環境でも安定稼働する高精度センサーと、3万台以上の実績を誇るエレベーター連携技術が他にはない強み。1台完結型の多機能さで、現場の業務革新を支えます。
ciRoboticsは、設計から製造までを自社で行う純国産サービスロボット「WILL-SR」などを提供するメーカーです。配膳用途に加え、エレベーター連携によりホテルやオフィス、病院での配送も可能です。
ハードウェアからソフトウェアまで一貫して自社開発しているため、現場環境に合わせた柔軟な対応力が大きな強み。国内開発ならではの信頼性と安心感で、スムーズな導入・運用を支えます。
Pudu Roboticsは、世界60カ国以上で導入されている商用サービスロボットの世界的リーダーです。ネコ型配膳ロボット「BellaBot」や、広告ディスプレイ付きの「KettyBot」など、飲食・小売業界で活躍する配送ロボットを多数展開しています。
独自技術「PUDU SLAM」による高精度な自律走行と障害物回避能力が大きな強み。愛らしいデザインとインタラクティブな機能で、業務効率化だけでなく店舗の集客・接客品質向上にも貢献します。
リコーは、オフィスオートメーションの先駆者として、業務用AI清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」などを提供しています。AIによる自律走行技術を活用し、高品質な床清掃の自動化を実現します。
複合機ビジネスで培った全国規模のサービスネットワークと、オフィス環境への深い理解が大きな強み。導入から保守まで一貫した手厚いサポート体制で、ロボットの安定稼働と現場の業務効率化を確実に支えます。
業務用ドライ清掃ロボット「Asion(アシオン)」は、点字ブロック等の段差も乗り越え、強力な吸引力でオフィスや公共施設の清掃を自動化します。クフウシヤは、こうしたROS技術を駆使した独自ロボット開発を得意とする企業です。
独自性の高いロボットを現場に導入する際は、開発元による技術サポートや保守体制が安定稼働の鍵となります。導入前にメンテナンスの範囲を十分検討しましょう。
ニデックは、サービスロボットの「動き」を支える高性能モータやセンサー、制御ユニットなどを開発・提供する世界的な総合モータメーカーです。掃除・警備・配膳など、多様なロボットの開発をパーツやモジュール単位で支援しています。
「軽薄短小」を極めたブラシレスDCモータ技術などが強み。精密な部品の集合体であるロボットが性能を発揮し続けるには、信頼性の高いパーツ選定と、摩耗や劣化を見逃さない定期的な点検が不可欠です。
アイリスロボティクスは、業界シェアNo.1の業務用清掃ロボット「Whiz i アイリスエディション」や、狭い通路もスムーズに走行できる配膳ロボット「Keenbot T8」などを幅広く展開する企業です。
単なる機器販売にとどまらず、導入前の現場診断から運用定着化までを支援する専任スタッフによるコンサルティングが最大の強み。全国規模の充実したアフターサポート体制で、現場の省人化を確実に成功へと導きます。
ソフトバンクロボティクスは、人型ロボット「Pepper」や、AI除菌清掃ロボット「Whiz i」、配膳ロボット「Servi」など、多彩なラインナップを持つロボットインテグレーターです。
世界70カ国以上での導入実績と、グループのネットワーク基盤を活かしたサポート力が強み。清掃・配膳・物流などあらゆる業務課題に対し、最適な機体の選定からデータ活用までをトータルで支援します。
オムロン・ソーシャルソリューションズは、清掃・警備・案内を1台でこなす複合型サービスロボット「Toritoss(トリトス)」などを提供。商業施設や駅など、人が行き交う場所での安全な自律走行技術に定評があります。
多機能なロボットを長期間フル活用するには、トラブル時の迅速な対応が鍵。全国約140拠点を有する同社のような、手厚い保守網があるかどうかも必ず確認しましょう。
ファナックは、「黄色いロボット」で知られる産業用ロボットの世界的大手メーカーです。人と同じ空間で安全に作業できる協働ロボット「CRXシリーズ」は、直感的な操作と高い安全性を備え、工場の枠を超えてサービス分野への応用も進んでいます。
特筆すべきは、「壊れてもすぐ直せる」を掲げる「生涯保守」の精神。世界中の製造現場を支えてきた圧倒的な保守体制は、ロボットを長く安心して使い続けたいと願う全てのユーザーにとって最強の味方となります。
アイグッズは、業務用ロボットブランド「ROBOTI」を展開し、オリジナル清掃ロボット「RACLEBO(ラクリボ)」や配膳ロボットなどを幅広く提供する企業です。豊富なラインナップから、現場に最適な1台を選定・提案します。
導入前のトライアルや補助金申請支援に加え、設置から保守までを一貫して行うワンストップ体制が強み。初めてでも安心して任せられるサポート力で、継続的な運用を支えます。
KEENON Roboticsは、世界60カ国以上で導入されている屋内自律移動ロボットの専門企業です。狭い通路もスムーズに走行する配膳ロボット「DINERBOT」や、エレベーター連携が可能なホテル向け配送ロボット「BUTLERBOT」などを展開しています。
高精度な障害物回避技術と完全自律走行による安定性が大きな強み。グローバルで鍛えられた高性能な機体を長く使い続けるためにも、国内での保守サポート体制をしっかり確認して導入しましょう。
サービスロボットの導入成功のカギは、実は「機種選び」以上に「導入後の保守体制」にあります。どれほど高性能なロボットでも、日々のメンテナンスやトラブル時の迅速な対応がなければ、現場の戦力として稼働し続けることはできません。信頼できるロボット保守会社を検索・比較することで、貴社の運用環境に相性の良いパートナー選びがスムーズになります。
「ロボット保守の適正価格は?」「スポット修理と定期点検、どちらがお得?」ー導入前には見落としがちなこうした疑問こそ、運用コストや稼働率に直結する重要なポイントです。保守に関する知識不足は、予期せぬトラブルやコスト増大の原因になりかねません。
保守契約の種類や選び方、よくあるトラブル事例など、導入担当者が知っておくべき情報を分かりやすく解説しています。ロボット導入の失敗を防ぐためにご活用いただき、賢い運用計画を立てましょう。



※2024年8月8日にGoogle検索で「ロボット保守」と検索した際に表示されるサービスロボット保守会社の中で、唯一。BIB Robotics Japan社のスマート清掃ロボット「J40」及びIDRIVERPLUS社の無人運転清掃ロボット「VIGGO」の認定運用パートナーとして保守サービスを提供。
※2:参照元:DFA Robotics公式HP(https://dfarobotics.com/topics/xsp--g9xq/)、2021年11月~2024年9月時点