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ロボットが動かない場合はどうすればいい?

配膳や清掃など、日々の業務を助けてくれるロボットが突然動かなくなると、現場は混乱してしまいます。「故障したかもしれない」と焦る前に、まずは落ち着いて状況を確認しましょう。

実は、ロボットが停止する原因の多くは、現場ですぐに解決できる初歩的なうっかりミスや環境の要因です。この記事では、ロボットが動かなくなった際にまずチェックすべきポイントと、専門業者へ修理を依頼すべき判断基準についてわかりやすく解説します。

ロボットが動かない時のチェックリスト

電源・バッテリー周りの確認

まず疑うべきなのは、単純なバッテリー切れや電源が入っていないケースです。毎日稼働していると「充電されているはず」と思い込みがちですが、充電ドック(ステーション)に正しく戻れておらず、充電できていない事例は少なくありません。

接触端子が汚れていると、ドックに戻っていても充電が進まない場合があります。長年使用しているロボットであれば、バッテリー自体の寿命が尽きている可能性もあるでしょう。まずは電源ランプが点灯しているか、充電残量が十分にあるかを確認してください。

非常停止ボタンとスイッチの状態

意外と多いのが、スタッフや利用客が誤って「非常停止ボタン」を押してしまっているケースです。このボタンが押された状態では、安全のために全ての動作がロックされます。

赤いキノコのような形をしたボタンが押し込まれていないか、矢印の方向に回して解除できるか試してみましょう。あわせて、本体の裏側やカバーの中にあるメインスイッチ(主電源)がOFFになっていないかも確認が必要です。掃除の際などに何かが当たってスイッチが切れることもあります。

駆動部分(タイヤ・モーター)への異物巻き込み

配膳ロボットや清掃ロボットの場合、足元にあるタイヤやブラシの軸にゴミが絡まっていることがよくあります。

特に髪の毛や糸くず、輪ゴムなどが車輪の軸にきつく巻き付くと、モーターに過度な負荷(過負荷)がかかり、安全装置が働いて停止してしまいます。タイヤを手で回してみて、重かったり引っかかりを感じたりする場合は、絡まった異物を丁寧に取り除きましょう。

センサーと障害物の確認

ロボットは多くのセンサーを使って周囲の状況を判断しています。このセンサー部分(カメラやレーザーの窓)に手垢やホコリが付着していると、障害物があると誤認して動けなくなる可能性があるのです。

また、センサーは「光」の影響も受けます。直射日光が強く当たる場所や、黒くツヤのある床、透明なガラス壁などは、センサーがうまく反応しない苦手な環境です。特定の場所で必ず止まる場合は、カーテンを閉める、障害物をどかすなどして環境を変えてみてください。

通信エラーとシステムの一時的な不具合

最近のロボットはWi-Fiなどのネットワーク通信を利用して制御されています。店舗や施設のWi-Fi環境が不安定だと、指令がうまく届かずに立ち止まってしまうことがあります。

また、パソコンやスマートフォンと同じように、長時間稼働し続けることでシステムが一時的にフリーズしているだけかもしれません。その場合は、一度主電源を完全に切り、数分待ってから再起動することで嘘のように直るケースがあります。まずは再起動を試してみましょう。

自力での復旧が難しいケースと対処法

内部故障や部品の破損

チェックリストを確認しても動かない、あるいはロボットから「異音」や「異臭」がする場合は注意が必要です。

「ガリガリ」といった異常な音が内部から聞こえる、焦げ臭いにおいがする、配線が切れているのが見えるといった場合は、内部の基板やモーターが物理的に破損している可能性が高いでしょう。

この状態で無理に動かしたり、分解して自分で直そうとしたりするのは危険です。感電や火災の原因にもなりかねないため、直ちに使用を中止してください。

メーカー・保守会社への問い合わせ

再起動しても症状が改善しない場合は、速やかに導入したメーカーや保守会社へ連絡しましょう。

問い合わせる際は、単に「動かない」と伝えるだけでなく、モニターに表示されている「エラーコード(数字やアルファベット)」を伝えるとスムーズです。エラーコードは故障箇所を特定する重要な手がかりとなり、修理に必要な部品や対応時間を事前に予測しやすくなります。状況をスマホで動画や写真に撮って送るのも有効な手段です。

定期メンテナンスでトラブルを未然に防ぐ

ロボットは精密機械であり、長期間使い続ければ必ず消耗する部品が出てきます。故障してから修理を依頼すると、部品の取り寄せなどで数日間ロボットが使えず、現場の業務に大きな支障が出てしまうでしょう。

こうしたダウンタイム(停止時間)を最小限に抑えるためには、「壊れてから直す」のではなく「壊れる前に手入れする」ことが大切です。定期的な点検や消耗品の交換を含む保守契約を結んでおけば、突発的なトラブルを未然に防ぎ、ロボットを長く安心して使い続けられます。

まとめ

ロボットが動かない原因は、充電忘れやセンサー汚れといった「現場ですぐ直せるもの」から、部品交換が必要な「専門的な故障」まで多岐にわたります。まずは電源、スイッチ、タイヤ、センサー、通信状態の5つを確認し、再起動を試してみましょう。

それでも直らない場合や、異音・異臭がする場合は無理をせず、プロの保守会社に相談するのが賢明です。日頃のメンテナンスを大切にし、ロボットとの快適な協働環境を維持していきましょう。

なお、当サイトではサービスロボットの用途別におすすめの保守会社を紹介しています。ぜひ併せて保守会社選びの参考にしてください。

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グリットアーツ公式HP
引用元:グリットアーツ公式HP
(https://gritarts.co.jp/solution/maintenance/robot)
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配膳ロボット
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※2024年8月8日にGoogle検索で「ロボット保守」と検索した際に表示されるサービスロボット保守会社の中で、唯一。BIB Robotics Japan社のスマート清掃ロボット「J40」及びIDRIVERPLUS社の無人運転清掃ロボット「VIGGO」の認定運用パートナーとして保守サービスを提供。
※2:参照元:DFA Robotics公式HP(https://dfarobotics.com/topics/xsp--g9xq/)、2021年11月~2024年9月時点

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